公生がどんどん変わっていく…。
それに気づいている椿。
でも、なかなか素直になれない。
そして、公生もまたかをりへ自分の思いをさらけ出せないでいる。
一方で、新たなるキャラクターも登場し、ストーリーはさらに色々な人の思いが交錯し始めます…。
それでは前置きはこの辺に、あらすじと感想を見ていきましょう!
「四月は君の嘘」第8巻のあらすじ
第8巻の最初のメインは椿です。
「公生なんていてもいなくても一緒」
2人がまだ小さいころ、悲しいことがあった椿が公生に投げつけた言葉です。
でも、本当は違う。
椿は公生への思いが募るばかりでどうしようもありません。
そんな中、斎藤先輩は本当に椿のことを好きなのに、椿が本当に好きな人は公生であることを察して、自分から別れを切り出しました。。。
椿は斎藤先輩にひどいことをしてしまったと思い落ち込み、1人音楽室で鍵盤を叩いていたところ、そこに公生が来ます。
いつもと変わらない優しい言葉をかけてくれる公生。
そして、またしても「公生なんていてもいなくても一緒」なんて言ってしまう椿。
それに対し、「いてもいなくても一緒なら、いつまでも側にいるよ」という言葉を口にする公生。
でも、そんな言葉とは裏腹に、どんどん成長していき、自分から遠くに離れていってしまう公生に対し、椿は胸が苦しくなるのでした…。
一方の公生はというと…。
公生もまた、かをりへの思いを素直に表現できません。
自分のかをりへの愛は実らないと思っている公生は、何かを理由を見つけては自分のかをりに対する思いを抑圧します。
自分が近づいていく時にはそっぽを向いているくせに、自分が傷ついたときにはその痛みを一緒に分かち合ってくれる猫のような存在。
そんなかをりのことを愛している。
公生はついに自分のかをりへの思いを認識するのでした…。
さて、そんな公生が思いを馳せるかをりですが、やはり体調はかなり「やばい」みたいです。
いきなり立てなくなってしまい、さらには、自分の意志で足が動かせない様子…。
かをりはそんな状態ですが、公生は突然現れた中学1年生の女の子―凪(なぎ)―の指導を紘子に頼まれ、なかなかかをりの元に訪れられない日々が続いていました…。
ある日、かをり曰く、「渡の代役」という名目で、公生はかをりとのデートに付き合わされます。
ちなみに、公生はあくまでも「代役」だと思い込んでいます。。。
だからこそ、自分のかをりに対する恋心を表に出さないようにしています。
その一方で、かをりの病状はどんどん悪化。
そして、自分に「残された時間」が限られていることを察してか、公生の母である早希を彷彿とさせる行動も見られます。。。
そして、公生はそんな母親の影が見えるかをりの不調に悩み始めるのでした…。
「四月は君の嘘」の8巻の感想
椿よりも斎藤先輩が可哀想でしたね…。
でも、「みんな変わっていく」ということに向き合えるようになった椿は、ここから巻き返しを図っていくのかもしれません。
一方で、謎の美少女凪が登場しました。
公生に対し、何かにつけてつっかかるのですが、その理由はいったいどこにあるのでしょうか?
そして、かをり。
いよいよ具合が悪そうですね。。。
なんとなく、自分の死期に対しても感じるところがあるのでしょうか?
そして、だからこそ、公生に対して躍起になっているのでしょうか?
ハッピーエンドか、バッドエンドか。
かをりの体調はかなり「キー」のようですね。
以上、第8巻でした。
個人的には椿と公生が2人でピアノのイスに座っているシーンが「最高かよ!」と思いました。笑
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